第14回の放送。

予備校の月謝を使い込んでしまい、田村早苗にしかられる順一。

場所は新宿の中央公園、背後に建設中の京王プラザホテルが映っている。

当時の噴水はいまは存在していない。

待ちに待った制服が訓練生に支給され、大喜びの101期生たち。

番組の中で制服姿初披露は主役の美咲洋子ではなく、田村早苗だった。

弟・順一に姉・早苗の制服姿を見せようと公園で二人を会わせる。

美咲洋子は早苗同様に順一の心配をしたり、早苗のことも懸命に気をかける。

制服は紺と赤のコントラストが印象的な日本航空のコーポレイトカラー。

世界的に大流行していたミニスカートを導入、モリハナエデザインのこの制服は

JALの歴代制服の中で最も華やかな制服だろう。

美咲洋子は寮に帰り、ベッドに入った後も、気になってまた制服を着てみるという喜びぶり。

今も昔も憧れの制服が支給された時の喜びようは変わりない・・・と思う。

制服姿の田村早苗が登場するシーンは東京・大田区の「多摩川台公園」

第17回。

田村早苗は見習い乗務で翌朝一番のフライトが控えていた。

夜遅く、弟・順一から寮に電話がかかってくる。外出する田村早苗。

何があったのだろうと心配になった洋子は声をかけるも、早苗は答えてくれない。

金の無心かと思いきや、スチュワーデスの制服を着られるようになったお祝いをしたかったと言い、

姉に真珠のネックレスを渡す順一。

盗んできたのではないかと疑う早苗はネックレスを受け取らない。

俺が信用できないのかよ！と順一。予備校の月謝を使い込むようでは信用できるわけもなく、

ネックレスを返してきなさいと迫る早苗。怒った順一はその場を立ち去る。

明日の朝、田村早苗には見習い乗務が控えているというのに、

またも心配事を起こす弟・順一だった。

美咲洋子に面会。訓練所を訪ねてきたのは順一の彼女、美香だった。

田村早苗に渡してほしいと紙包みを預け、去っていく。

走る美香、追う制服姿の美咲洋子。二人は公園に辿り着く。

姉にプレゼントした高価なネックレスを入手したいきさつを話す美香。

本当は順一がどこかから盗んだのではないかと疑う美咲洋子。

実は映画館に行った時、抽選で当たった品物だったことを説明する美香。

納得した洋子はそのことを田村早苗に伝える。

年末、弟・順一のアパートを訪ねる田村早苗。しかし順一は留守。

デパートに行っていると下宿のおばさんに聞き、バイト先を訪ねる早苗。

順一はデパートのお歳暮配達の仕事をしていた。

「今まで甘えてたんだ。生きるってことは自分の足で歩くことなんだね」

少し大人になった順一。安心する田村早苗。

この後、順一は美咲洋子に相談をし、日本航空の整備士を目指すという展開に。

バイト先の西武運輸は調べるも不明だったが

順一が住んでいたアパートは何と今でも健在だった。

場所は世田谷区代沢。川沿いなのだが川は地下に流され、川のあった場所は公園になっている。

そして驚くことに順一のアパートのすぐそばの交差点も別のシーンのロケ地に使われていた。

それは南啓子が結婚するので退職することを香川妙子に伝えるシーン。

これは香川妙子を特集する今後の項にて紹介予定。

美咲洋子の優しさ、思いやり、時にはおせっかいによって田村早苗と弟・順一の仲は修復され、

田村早苗も次第に101期生たちに溶け込んでいく。

しかし、人の心配をしてばかりで自分は成績最下位。さて肝腎の訓練はどうなる美咲洋子・・・

昨年あたりよりサイトをご覧の方からロケ地の多大なる情報をお寄せ頂いたことで

本章を含め調査が楽に進んだことをこの場を借りてお礼申し上げたい。

Googleマップの項に本章のロケ地地図を追加。

ということで、田村早苗&順一関連のロケ地巡りはこのあたりで。

2011.1.14