田村早苗は弟・順一の待つ喫茶店へと向う。
直前に映る夜景は渋谷だが、喫茶店のロケ地は「中野ブロードウエイ」
中野ブロードウエイは昭和41年(1966年)に開業。地下から4階までは店舗が入るショッピングモール、
高層階(10階建)はデラックスマンションという当時としてはめずらしい複合施設だった。
今ではマンガオタクの聖地のようになっていて
各階に昔の漫画や関連グッズ、フィギュアなどを扱う店が多く入っている。
秋葉原とは少し雰囲気が違うがオタク路線は同一か。外国人の観光客も多い。
二人が話す喫茶店は中野ブロードウエイ2Fの「ボナール」
おしゃれな喫茶店でピアノの生演奏もあったらしい。
残念ながら店は閉店、いまその場所は漫画専門店の「まんだらけ」になっている。
喫茶店を出た田村早苗が宝石店の前で足を止める。
ショーウィンドウに飾られた真珠のネックレスを見ると値段は55000円。
いまでいえば20万円くらいだろう。弟・順一が買える金額ではない。
さらに不安になる田村早苗・・・
この店は中野ブロードウエイ3Fの「小池真珠宝石店」
ボナールの前の階段を上がってすぐ、こちらはいまも同じ場所で営業中。