'70 アテンションプリーズ研究
1970年(昭和45年)時代背景
〜社会・世相〜
1970年(昭和45年)の8月に放送が始まった「アテンションプリーズ」
高度経済成長期と言われる時代、皆さんは昭和45年のご記憶はあるだろうか。
まだ生まれていない?こりゃまた失礼。
昭和45年、平均的な家庭ではまだテレビは白黒。
「○○クンの家はカラーテレビを買ったからウチも買ってよ」と親にねだる子多し。
食卓にはいつも「味の素」
今では考えられないくらいどこの家にも味の素が置いてあったのではないだろうか。
ご飯の釜にかわって象印電子ジャーなるものが登場。
お湯を入れるポットもオシャレになった。
おしゃれなデザインの車も次々に登場、セリカ、カリーナ、ギャランGTO・・・
ビートルズが最後のアルバム、レットイットビーをリリース。
サイモンとガーファンクルの「明日にかける橋」がこの年のビルボードトップに。
12才のマイケルジャクソンは8才と年齢詐称をし、ジャクソンファイブで歌いまくっていた。
日本では皆川おさむの黒ネコのタンゴ、左ト全の「ズビズバぁー♪」という意味不明の曲、
そしてソルティシュガーの「走れコータロー」が大ヒット。
スポーツではボクシングの大場が世界フライ級のチャンピオンに。
相撲は大鵬、野球は巨人、
ジャイアンツは毎度おなじみのナインで六連覇を成し遂げた年である。
CMは「男は黙ってサッポロビール」「うーん、マンダム」
「それにつけてもおやつはカール♪」「ハヤシもあるでよ」
「律子さん♪律子さん♪」
ブーム絶頂のボーリング場はどこも大混雑。
銀座や新宿では初の歩行者天国が実施された。
公害問題がクローズアップされ、ヘドロに大気汚染が深刻化。
海外では中東戦争にベトナム戦争・・・
そしてこの年を代表するニュースといえば、
3月から大阪で開催された世界万国博覧会であろう。
高度成長期の日本を象徴する一大イベントであった。
同じ3月には日航よど号ハイジャック事件が発生。
1970年はそんな年であった。
2007.5.19