シーン解析



当時のロケ地を訪ねる

〜実家の佐嘉神社〜




世界一のスチュワーデスを目指す美咲洋子、

しかし「佐賀の山奥の出身」「田舎者」とさんざん馬鹿にされる訳だが

第1回の放送で登場する佐賀県の「佐嘉神社」がその山奥の田舎という設定



佐嘉神社は佐賀市内に実在するのだが実際のロケ地は撮影所のそばで

東京・世田谷区砧の東宝撮影所から車で10分ほどの距離にある「喜多見 氷川神社」

喜多見 氷川神社は小田急線喜多見駅から徒歩15分、住宅街の中にある。

もっと小さな神社を想像していたのだが敷地も広い立派な神社であった



喜多見 氷川神社。第1回放送に映っている狛犬は当時のまま



社務所を訪ね、宮司さんに話を聞いてみた

撮影当時の状況を知っている方は残念ながらいなかったが、

番組での兄との卓球シーン、父とのやりとりがある社殿横などの画像を

見てもらったところ、旧社殿のあった時代の喜多見氷川神社に間違いないとのこと

画面に写っていた当時の社殿は不審火で消失、

現在のものは平成2年に建て直したそうである






兄のワンショットの背景に「龍」という文字のある札が立っていた
札の後にあったのがこの「龍石」




神社で兄と卓球をしながらの会話シーン

 洋子「わたし、スチュワーデスになる!」

 兄 「おまえが?ワッハッハッハッ!」

スチュワーデスになれるわけがないとの兄の言葉に洋子が

どうして?と聞く。兄の答えは、

「容姿端麗、英語抜群、どれをとってみても高嶺の花さ」




おまえにはスチュワーデスなど無理だと言い切る兄。
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神主で父親役の藤田進は黒澤明監督「姿三四郎」では主役も務めた東宝のスター

晩年は特撮モノの指令長官や戦争モノの将校や司令官役が多かった

アテンションプリーズ撮影時は58才。貫禄も出て神主の役もハマっている



スチュワーデスを目指し必死に勉強を続ける洋子であるが、父からは

「夢をみるのもいい加減にせんか!

 おまえがスチュワーデスなんかになれるもんか!」と怒られるが

わたしは絶対スチュワーデスになる!と泣きながら訴える

父の去った後、落ち込む洋子が心の中でつぶやく

「しょせん無理なんだ、こんな山の中から出てスチュワーデスになるなんて・・・」

おいおい・・・




合格通知の電報を渡し、世界一のスチュワーデスになって来いと励ます父。
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1970年代のスチュワーデスは現在とは違い、

美人で容姿端麗、語学堪能、良いところのお嬢さんが実際に多かった



第1回放送での神社のシーン、"佐賀の山奥の出身で田舎者"の美咲洋子が

"高嶺の花"であるスチュワーデスに果たしてなれるのか?

という大きな前フリからスタートするアテンションプリーズ。

当時の"スチュワーデス"が世間からどう見られていたのか、

どのような位置づけだったのかが 最もよくわかるシーンでもある



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2007.5.19